日本の家の室内

一条工務店のメリット・デメリットを解説

断熱材が入った住宅

一条工務店は全国に500拠点を構えるハウスメーカーであり、創業から40年以上の歴史と実績がある会社です。工場数も11か所と大変多く、お客様よりもお客様の家づくりに熱心になることが一条工務店の理念となっています。

一条工務店を選ぶメリットは木造住宅の販売実績が多く、さらに組み立てる前に木材丸ごと防腐防蟻処理を施している点がまずあげられます。通常組み立てをしてから行われるのですが、一条工務店では木材の段階で行われるので、薬剤がしっかりと浸透し隅から隅まで処理されるので安心です。

また高気密高断熱の家をつくることができ、耐震性もあります。断熱材は高性能であるウレタンフォームを使用し、窓は防犯に注目したトリプル樹脂サッシを採用しています。また熱交換換気システムを導入しており、冬であっても結露することはありません。耐震性も国の定める耐震性の最高等級が認められており、さらに扱っている商品すべてに耐震性が最高等級となっています。

このほか一条工務店のメリットは標準仕様が高く長期保証が充実し、アフターサポートセンターを設置しているので、メンテナンスの手配が迅速であることがあげられます。困ったことが生じた場合はフリーダイヤルから問い合わせをすることが可能であり、アプリからも修理依頼をすることができます。

一条工務店のデメリットは坪単価が若干高い、住宅のデザイン性に乏しい、値引き交渉ができない点があげられます。値引きに関しては一切することができず、決められた価格よりも安くなることはありません。

デザイン性に乏しい点としては、間取りに制限があることも関係しています。自由設計であるものの間取りに制限があるのは、耐震性や高気密高断熱を維持するためであり、広いリビングを造ることが難しいことがあります。様々なプランがあるもののどこか似たような外観となやすく、オリジナル感が少ない印象になります。

このほかにデメリットとして標準仕様をほかのメーカーに変更したい場合、高額になることがある点です。特にキッチンやトイレは自分好みのメーカーのものを使用したいと考え場合に、一条工務店が取り扱っているメーカーの製品を使用しないと高額になってしまいます。そのため設備にこだわりがある場合は注意しなくてはなりません。

さらに契約してから実際に住むまでの期間が長いことでも知られています。場合によっては1年以上かかることもあります。そのため計画的に建築を依頼しないと、希望する日に入居できない状態が発生しまうこともあるため、注意しましょう。