日本の家の室内

住友林業を選ぶ際の注意点とは?

木造住宅

住友林業は会社の名前のように、木造に強いこだわりを持ったハウスメーカーです。歴史も古く昭和23年に設立されました。年間の着工件数は8000棟近くあり、実績も多いのが特徴になっています。また国内には4万ヘクタール以上の自社保有林を所有しており、理想の木造住宅を建てることが可能です。

木造住宅は地震などに弱いイメージがありますが、住友林業の場合、断熱性や耐火性、さらに耐久性など必要な機能を生かす構造を採用しているので、大変満足度が高いことで有名です。国産の木材を使用しているので調湿機能も備えており、自然の恵みを感じることができる家となっています。

さらに住友林業で取り入れているビッグフレーム構法は独自開発されたものであり、柱と梁の接合部が大変強固となっています。さらに地震が起きた時のためにエネルギー吸収パネルを採用し、建物の変形を抑えることができるようになりました。木造にこだわる人に向いている家であり、よりハイグレードな家を建てることができます。

また一般的に下請けの業者に依頼をして住宅を建てることが多いのですが、住友林業の場合は下請け業者に依頼することはありません。施工に関してもすべて住友林業で直接行っており、安定した品質を保つことが可能です。

住友林業を選ぶ場合の注意点は、国産の質の良い木を使用していることから費用がかかります。坪単価は70万円から100万円ほどであり、一般的なハウスメーカーと比較した場合若干高めです。また住友林業の場合、多くのハウスメーカーでは無料で行われる敷地調査が有料となっており、さらに間取りや見積もりを作成する際にも費用がかかります。気軽に見積もりを取ることが難しく、他社と比較しにくい場合もあります。

ハイグレードな住宅を建てたい、木のぬくもりを感じたい、耐震性や断熱性、耐久性に優れた家に住みたいという人には向いているハウスメーカーです。しかしできるだけ費用を抑えたい場合は不向きになります。注意点として高級志向のため、ハウスメーカーの提案をそのままいろいろと取り入れてしまうと費用がかさんでしまうこともあります。

トータルすると住友林業の場合購入資金に余裕がある人向きであり、どうしても木を感じたい、和風の家に住みたいと強く希望する人が建てるには後悔することはありません。費用を抑えたい、木造にこだわらず鉄骨でもよいと感じている人には向いていないこともあるので、注意が必要です。