日本の家の室内

北欧スタイルとアメリカンハウスの家づくりの特徴とは?

日本古来の住宅も見直されていますが、北欧ブランドも注目されており、北欧風の住宅を建てる人も増えています。北欧風の家の特徴は、外観がシンプルであること、大きめの屋根が美しく、シンプルであるためメンテナンスが大変楽であることがあげられます。さらに外観は異なる色同士を組み合わせることが多く、住宅の1階と2階部分の色を分けたり、窓枠のみを変えたりしていることが多いです。

北欧風の家づくりを考えた場合、急こう配の三角屋根をつけることにより一気に北欧スタイルになります。さらに通気性を高めるために、小屋根をつけることがあるのですが、その部分に窓を設置することによって北欧風が高まりアクセントにもなります。内装面では暖炉や薪ストーブがあり、サウナを設置することも多いです。暖炉や薪ストーブは狭い日本では管理が難しい面があるため、LEDを使用した暖炉を用意すると北欧風になります。

アメリカンハウスは近年北欧風に変わって人気が高くなってきているデザインであり、様々な種類があります。カントリーアメリカンテイストの家づくりでは、梁を上手に活用しているのが特徴で、チェリー材やパイン材、メープル材などの比較的雰囲気の優しい木を用いていることが多いです。さらに木材にパッチワークキルトやギンガムチェックのものをかけることにより、カントリーアメリカンの雰囲気を得ることができます。

レトロなアメリカンの家づくりの特徴は、カラフルな雑貨を使用している点にあり、レトロとポップを強調した雰囲気に仕上げていきます。ダイナーアメリカンテイストとも呼ばれており、雑貨類が生かされるよう照明は少し暗く、棚などを設置することが多いです。

アメリカンハウスの場合、テイストによって外観も異なってきます。アーリーアメリカンであれば横張りのサイディングを使用しますし、ジョージアンスタイルであればレンガを使用して左右対称に作ります。カントリースタイルでは、勾配がある屋根にして外壁は白を使用し、自然の素材が引き出されるようなデザインにします。またカリフォルニアスタイルは西海岸をイメージした白や青、茶色系でまとめるのが一般的であり、ヴィンテージ感を引き出すことが重要になります。

北欧風もアメリカンも屋根と外壁に特徴があり、色使いにも差があります。色を組み合わせてアクセントにするほか、内装もそれぞれのテイストにあったものを使用することでより雰囲気を引き出すことができます。